体感力でコピーライティングを鍛える
イキナリですが、こんな滑り台から滑り落ちたら、どんな感じですかね?
しかも、もっとイメージを膨らまします。
滑り台全体に、グリースあるいはメチャメチャ滑りやすいベビーオイルを塗ったとしたら?
おそらく、イメージはこんな状態でしょうか(笑)ノンストップ劇場でしょうね。
実は、この滑り台イメージは僕がコピーライティングを書いているときの「イメージ」です。
この「感覚」を、自分の文章を読んでくれる見込み客や読者に重ね合わせるのです。
僕はこれを、「コピーライティングの滑り台効果」と呼んでいます。
つまり、こういうことです。
僕の文章を読んでくれる前提で、見込み客や読者が滑り台まで登ってきます。
ひょっとしたら、単なる気まぐれで滑り台まで登ってきたのかもしれませんね。
しかし、いったん滑り台に腰を下ろし、滑り出したら…もう最後まで滑り落ちるしかない。
強力なグリースやベビーオイルが、滑りを加速します。
読み出したら最後、滑り切るまで止まれません。
(本当は止まりたい!という意識があったとしても、もう引き返せないというイメージです)
あくまで、イメージであって具体的な書き方のスキルなどではありません。
ですが、この「感覚」を持ち合わせているだけで、文章力や想像力が格段にUPするのです。
そもそも、あなたのことなど読者は一切興味がない
コピーライティングを学んでいる人にとっては、聞き慣れたフレーズかもしれません。
ですがこのマインドを、深く落とし込めているライターさんは、超一流の方々です。
「読者はあなたを信じていない」
このことを前提に、先ほどの「滑り台効果」の「感覚」を文章にねじ込んでいく、そんなイメージです。
あなたを信じていない読者が、グリースたっぷり塗られまくった、高~い滑り台を滑り始めたら…
この状況こそ、コピーライティングの舞台です。
コピーライターは、滑り台までやってきたあらゆる読者を、最初に「トン」と軽く背中を押してあげるのです。
後は、勝手に「成約」というゴールまで、一直線に「滑り落ちていく」。
この「感覚」を徹底的に、いろんな感情も利用してリアルに体感します。
これこそ、マインドセットならぬ、「感覚セット」です。
滑り台の上にいる相手の背中を押すとは?
あなたの事を信用していない。
この前提で、いかにあなたの文書を読ませていくか。
まず、ライティングの大前提を言いますね。
例えば、この記事の「第1文」は、こんな文でした。
イキナリですが、こんな滑り台から滑り落ちたら、どんな感じですかね?
ポイントは、太字の部分です。もちろん文字が大きくなっているのも一つの効果ですが、
それ以上に、「こんな滑り台から滑り落ちたら」という文に見られる、イメージを掻き立てるような書き方です。
相手にイメージを促すことが、滑り台効果の始まりにふさわしいのです。
第1文の目的は、読者に第2文を読まずにはいられない状態にすること。
セールスレターだけでなく、メルマガやブログ、face book などのSNS、そしてYou Tube動画においてでさえ、
この目的は達成されるべきだと僕は考えます。
もちろん、最初の文で自分の名前や、あいさつなどを書いたり言ったりすることもあるでしょう。
その場合、そういった「社交辞令的」な文は「第1文」としては除外して考えます。
よくいろんなブログ記事を見ると、ただ書き綴った感丸出しの記事内容に出くわします。
そういったものの中にも面白い、個性的な内容の記事もあるのですが、
読み終わった後は「ただ面白かった」で済んでしまうケースが多いです。
(そういう意図だけで作られた記事ならば、特に問題はありませんが…)
ですが、僕らコピーライターは、「面白かった」という次元をはるかに超えて、相手の心を
状態までにもっていく、そういう強い「感覚」を持ち合わせるべきです。
その勢いのままに、一気に「成約」や、お客様、読者の方との「信頼関係」が構築される、
そういう一連の流れを持つべきであると考えます。
なぜなら、それはあらゆる情報発信内容に通じる「鉄板のパターン」になるからです。
まとめ 書く技術の前に必要な、相手を「滑り落とす」という「感覚」を「体感」すること
今回は、ライティングの初歩、初期段階のスキル的な話でしたが、
その中にも、「ライティングの感覚」という、理屈や理解よりも「体感」が大切なものがありました。
第1文目から、その感覚はスタートし、成約などの「目的地」まで読者を滑り落とす - という全体イメージです。
ちなみに、全体イメージのことを、心理学では「ゲシュタルト」と呼びます。
まずは、ライティングの「ゲシュタルト」を構築して、そこからこのブログで紹介するような、
1つ1つのスキルを、実際のコンテンツに当てはめていければ、集客などは容易に行えると思います。
僕も、日々僕のライティング専属コーチ(師匠)に学ぶ日々です。
僕自身が、師匠の「滑り台」に知らず知らず引き込まれている感じです(笑)。
たくさん学んで、もっともっとたくさんの人にシェアしながら、
理想の未来に向かって、一緒に進んでいければなと。
最後までお読みいただき、いや、滑り切っていただき(笑)ありがとうございました‼
それでは、また次回。